琉球紀行

琉球歴女プニが、琉球史を中心に綴ります。

【首里城】美福門&継世門

先日御内原の訪問レポをUPしましたが、

今日はその第2弾。

美福門と継世門について。

 

前回のと記事を分けたのは、

美福門はこの2月から公開開始の新エリアに含まれますが、

前回のレポで紹介したのは有料区域。

美福門は無料区域です。

継世門は実は以前からあって、今回復元されたものではありません。

が、以前は首里城内から直接行くことができませんでしたが、今回の御内原エリア開園で直接行けるようになりました。美福門から道なりに進むと継世門に着きます。

ということで、今回まとめて紹介します。

 

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美福門

 

新しいのがすごく伝わってきて「できたて」って感じが満載です。

 

場所によって石の色や質感が異なるのは、

グレー→以前復元された部分

白→新しく復元された部分

ごつごつしている部分→発掘されたもの

だそうです。

私は最初この違いを知らなくて、初めて見たときこの違いは何だ⁉となりましたが、

Twitterでフォロワーさんに教えて頂きました。

それと、これも今回知ったことなのですが、琉球石灰は時間が経つと白からグレーに変色するんだそうです。今回復元された部分と以前から復元されていた部分で色が違うのはこれがあるから。(ちょっとこれ何故なのか調べてみたい。)

 

ちなみに有料区域の御内原の新規開園エリアもまだできて間もないので、全体的に白いです。

首里城の以前から公開されているエリアは大体もうグレーになっていますし、何となく、城の石垣ってグレーっていういめーじがあったので、

 

私が初めて、正殿から出て御内原を見た感想は 白い !!

何だかすごく白い !!

 

でした。 

 

 城の石垣=グレーという先入観を見事壊してくれました。

 

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継世門

花が飾ってあるのは、首里城を花で飾るというイベントをちょうど行っているからだそうです。

(花もキレイなんだけど、できるだけ当時の歴史的景観に近いものを楽しみたいっていう身からすると、プランターに植えてある花っていうのもどうかな…と思ったりもしいてしまいますが。首里城内でも所々見かけますが、当時栽培されていた植物を植えるっていうのは大賛成です。)

 

 

 

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【行き方】

 

この2つですが、通常の有料区域御内原の見学ルートでは辿り着くことが出来ません。

ちょっとしたコツが必要です。ので、ここで道順を簡単に紹介したいと思います。

 

(2019年2月末時点での情報です。首里城はしばしば順路や通れる場所が変わることがあるので、このルートが使用できない場合、現地係り方にお尋ねください。)

 

先ず、通常の順路に沿って御内原を見学した後、順路としては北殿を見学します。

北殿から出た後、右(淑順門方面)に曲がるルートと左(右掖門)に曲がるルートがありますが、ここで必ず(淑順門方面)に曲がります。

 

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そして、淑順門の前を通って、前方に見える広場みたいな少し開けた場所を目指します。

 

広場の右手には、洞窟みたいな穴が見えてきます。

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その2つの穴にそってまっすぐ進むと、階段が見えてきます。

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その階段を上がります。(こんな階段です)

 

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 (階段からの眺めも良いので少し立ち止まって、景色を眺めるのもおススメ)

 

そして、続く階段を道なりに進んでいくと、右に曲がっている箇所がありますので、道なりに右に曲がると美福門が見えてきます。

 

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美福門から少し階段を降りると、継世門に到着します。

 

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首里城の続きを見学したい場合は来た道を戻って、右掖門を目指します。

若しくは、継世門から外に出ることも可能です。

 

 

階段や坂があるので、見に行くには多少時間がかかります。

首里城全体を見学する場合だと、通常の見学ルートから外れて、+最低往復15分くらいを見積もっておくと良いと思います。

 

ちょっとマニアックなスポットではありますが、首里城に行かれる際は是非!